介護サービスナビ
文字

介護サービスの種類と費用

介護保険で使える主なサービスを7つのグループに分けて整理しました。各サービスのページでは「向いている人・向いていない人」「費用の目安」「専門職が事業所を選ぶときの視点」を確認できます。

サービス対象(最低)費用の目安(1割負担)向いている人
訪問系 自宅にスタッフが来る。住み慣れた家での生活を続ける土台
🏠 訪問介護(ホームヘルプ)

ヘルパーが自宅に来て、身体介護や家事を手伝う

要介護1〜

身体介護20〜30分:約250円/生活援助45分未満:約180円

1回あたり(1割負担)

  • 自宅で暮らし続けたいが、入浴やトイレに手助けが必要
  • 独居で家事が難しくなってきた
🩺 訪問看護

看護師が自宅に来て、医療的なケアと療養支援を行う

要支援1〜

30分〜1時間:約820円/30分未満:約470円

1回あたり(1割負担)

  • 退院後、自宅で医療処置(在宅酸素・胃ろう・インスリンなど)が必要
  • 病状が不安定で、専門職に定期的に状態を見てほしい
🛁 訪問入浴介護

浴槽を持ち込み、寝たきりの方も自宅で入浴できる

要支援1〜

約1,270円

1回あたり(1割負担)

  • 寝たきりで自宅の浴槽に入れない
  • デイサービスに通うのが体力的に難しい
🏃 訪問リハビリテーション

理学療法士などが自宅に来て、生活の場でリハビリする

要支援1〜

約310円(40分なら約620円)

1回(20分)あたり(1割負担)

  • 退院直後で、自宅での動作(トイレ・浴室・階段)に不安がある
  • 通所リハビリに通うのが難しい
🔄 定期巡回・随時対応型訪問介護看護

1日に何度も短時間訪問し、夜間も呼べば来てくれる

要介護1〜

要介護1:約5,500〜8,000円/要介護5:約2万〜2.7万円

月額定額(1割負担)

  • 要介護3以上で、1日に何回も排泄や体位交換の介助が必要
  • 独居または家族が日中不在で、夜間も含めて見守りがほしい
🌙 夜間対応型訪問介護

夜間の定期訪問と、緊急時の駆けつけ

要介護1〜

基本料 約1,000円/月 + 定期巡回1回 約380円 + 随時訪問1回 約580円

月額基本料+訪問ごと(1割負担)

  • 夜間のトイレ介助や体位交換が必要
  • 夜間に転倒などの不安があり、呼べば来てくれる安心がほしい
通所系 日中に施設へ通う。交流・入浴・リハビリと家族の休息
🚌 通所介護(デイサービス)

日中施設に通い、入浴・食事・レクリエーションを楽しむ

要介護1〜

要介護1:約660円/要介護5:約1,150円 + 食費(500〜800円程度)

1回(7〜8時間)あたり(1割負担)

  • 家に閉じこもりがちで、人と話す機会をつくりたい
  • 自宅での入浴が大変で、施設の広い浴室で入浴したい
💪 通所リハビリテーション(デイケア)

病院や老健に通い、専門職のリハビリを受ける

要支援1〜

要介護1:約760円/要介護5:約1,370円 + 食費

1回(6〜7時間)あたり(1割負担)

  • 退院後の機能回復を専門職のもとで続けたい
  • 歩行や嚥下の機能を維持したい
🧠 認知症対応型通所介護

認知症の方専用の少人数デイサービス

要支援1〜

要介護1:約1,000円/要介護5:約1,420円 + 食費

1回(7〜8時間)あたり(1割負担)

  • 一般のデイサービスの大人数の環境になじめない
  • 落ち着かない、帰宅願望が強いなどで個別の対応が必要
短期入所 数日〜数週間の宿泊。家族の休息や施設の「お試し」
🛏️ 短期入所生活介護(ショートステイ)

数日〜数週間、施設に泊まって介護を受ける

要支援1〜

多床室 要介護1:約600円/要介護5:約880円 + 食費・滞在費(1日2,000〜3,500円程度)

1日あたり(1割負担)

  • 家族が旅行・出張・入院などで数日間介護できない
  • 介護者が心身ともに疲れ、まとまった休息が必要
🏥 短期入所療養介護(医療型ショートステイ)

老健や病院に泊まり、医療ケア付きの短期入所

要支援1〜

老健・多床室 要介護1:約830円/要介護5:約1,150円 + 食費・滞在費

1日あたり(1割負担)

  • 在宅酸素・経管栄養・褥瘡処置など医療的ケアが必要で、一般のショートステイで断られた
  • 家族の休息と同時に、リハビリや体調管理もしてほしい
複合型 通い・泊まり・訪問を1つの事業所で柔軟に使う
🔀 小規模多機能型居宅介護

「通い」「泊まり」「訪問」を1つの事業所で柔軟に使う

要支援1〜

要介護1:約10,500円/要介護5:約2万8,000円 + 食費・宿泊費(1泊2,000〜3,000円程度)

月額定額(1割負担)

  • 状態や家族の都合が日によって変わり、決まった曜日のサービスでは合わない
  • 認知症で、複数の事業所を使い分けると混乱してしまう
🩹 看護小規模多機能型居宅介護(看多機)

小規模多機能に訪問看護を加えた、医療ニーズの高い方向け

要介護1〜

要介護1:約12,400円/要介護5:約3万1,000円 + 食費・宿泊費

月額定額(1割負担)

  • 退院直後で、医療処置と介護の両方が必要
  • がん末期などで、自宅での看取りを希望し、状態に応じて泊まりも使いたい
居住系 介護付きの住まい。自宅と施設の中間
🏡 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

認知症の方が5〜9人で共同生活する家庭的な住まい

要支援2〜

介護費 約2.3〜2.6万円 + 家賃・食費・光熱費 約10〜15万円 = 月13〜18万円程度

月額の目安(介護費1割負担+家賃・食費等)

  • 認知症があり、自宅での一人暮らしが難しくなった
  • 大規模な施設より、少人数で家庭的な環境が合う
🏢 特定施設入居者生活介護(介護付き有料老人ホーム等)

施設職員が介護を提供する有料老人ホーム・ケアハウス等

要支援1〜

介護費 要介護1:約1.6万円/要介護5:約2.5万円 + 家賃・管理費・食費 15〜30万円以上

月額の目安(介護費1割負担+居住費等)

  • 特養の待機が長く、費用を払ってでも早く入居先を確保したい
  • 自立〜軽度のうちに入居し、重度になっても住み続けたい
施設 終身または長期に入所する介護保険施設
🏛️ 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)

常時介護が必要な方の、終身で暮らせる公的な施設

要介護3〜

多床室:月 約8〜10万円/ユニット型個室:月 約12〜15万円

月額の目安(介護費1割負担+食費・居住費)

  • 要介護3以上で、在宅での介護が限界に近い
  • 費用を抑えて長期に安心して暮らせる場所を探している
🏥 介護老人保健施設(老健)

リハビリで在宅復帰をめざす、病院と自宅の中間施設

要介護1〜

多床室:月 約9〜11万円/ユニット型個室:月 約13〜16万円

月額の目安(介護費1割負担+食費・居住費)

  • 退院後すぐ自宅に戻るのは不安で、リハビリを続けてから帰りたい
  • 特養の入所待ちの間の受け皿を探している
⚕️ 介護医療院

長期の医療と介護を両方受けながら暮らせる施設

要介護1〜

Ⅰ型・多床室:月 約10〜13万円/個室:月 約14〜18万円

月額の目安(介護費1割負担+食費・居住費)

  • たんの吸引・経管栄養・在宅酸素など、継続的な医療処置が必要
  • 特養やグループホームで医療面を理由に受入れを断られた
その他 ケアプラン作成や福祉用具など、サービスを支える仕組み
📋 居宅介護支援(ケアマネジャー)

ケアプランを作り、サービス全体を調整する専門職

要介護1〜

0円(全額介護保険から給付)

利用者負担

  • 要介護認定を受けたが、何から始めればよいか分からない
  • 複数のサービスを組み合わせたい
🦽 福祉用具貸与・販売

介護ベッドや車いすなどをレンタル・購入する

要支援1〜

介護ベッド:月 約800〜1,500円/車いす:月 約400〜800円/手すり:月 約200〜400円

月額レンタル料の1割負担

  • ベッドからの起き上がりや立ち上がりが大変になった
  • 屋内の移動や外出に車いす・歩行器が必要

費用の見方

  • 金額は1割負担・2024年度介護報酬をもとにした概算です。所得により2割・3割負担になります。
  • 地域区分(1級地〜7級地)により単価が最大で約1割前後変わります。都市部は高めです。
  • 在宅サービスは要介護度ごとの「支給限度額」の範囲で組み合わせます(要介護1:約16.7万円分〜要介護5:約36.2万円分/月)。
  • 施設・ショートステイの食費・居住費は「負担限度額認定」で軽減される場合があります。