🏛️ 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
常時介護が必要な方の、終身で暮らせる公的な施設
原則要介護3以上の方が入所し、食事・入浴・排泄などの介護、機能訓練、療養上の世話を受けながら、終身にわたって生活できる施設です。社会福祉法人や自治体が運営し、費用が比較的安いため待機者が多い傾向にあります。
対象について:要介護1・2でも、認知症や虐待、独居などやむを得ない事情があれば「特例入所」が認められる場合があります。
✅ 向いている人
- 要介護3以上で、在宅での介護が限界に近い
- 費用を抑えて長期に安心して暮らせる場所を探している
- 看取りまで同じ場所で過ごしたい
⚠ 向いていない・注意が必要な場合
- 要介護1・2の方(原則対象外)
- 入所までに数か月〜数年待つことがある(申込は複数施設に並行して行う)
- 常時医療処置が必要な方は受け入れが難しいことがある
利用のイメージ
ユニット型なら10人程度の生活単位ごとに食堂と居間があり、個室で暮らします。週2回の入浴、季節の行事、看護師による健康管理があり、看取りまで対応する施設が増えています。
費用の目安
多床室:月 約8〜10万円/ユニット型個室:月 約12〜15万円
月額の目安(介護費1割負担+食費・居住費)
所得が低い方は「負担限度額認定」で食費・居住費が大きく軽減されます。
事業所を選ぶときに確認したいこと
- 看取り介護加算の算定と年間看取り件数
- 配置医師の勤務頻度、夜間の看護体制(配置医師緊急時対応加算・夜間看護体制加算)
- ユニット型か従来型か、身体拘束の状況、離職率
- 入所判定の基準(点数化の方法)と現在の待機者数
このサービスで注目したい加算
加算は、国が定めた基準を満たした体制や取組に対して上乗せされる報酬です。届出があるかどうかは事業所の体制を見る手がかりになります。
- サービス提供体制強化加算(Ⅰ)専門性重要
介護福祉士の資格を持つ職員や、勤続年数の長い職員の割合が最も高い区分です。経験豊富なスタッフによるケアが期待できます。
👉 有資格者・ベテラン職員が多い事業所の目印で、ケアの安定感につながります。
- 夜間看護体制加算医療連携
夜間も看護師と連絡がとれ、必要に応じて対応できる体制を整えている施設です。医療的なケアが必要な方も安心して過ごせます。
👉 夜間の体調変化にも看護師が対応できるかどうかの目安です。
- 看取り介護加算看取り重要
最期のときまで施設で過ごせるよう、医師・看護師・介護職員が連携して看取りのケアを行う体制がある施設です。
👉 「終の棲家」として施設を探している場合、この加算の有無は重要な判断材料です。
- 認知症専門ケア加算(Ⅰ)認知症
認知症ケアの専門研修を受けた職員が配置され、認知症の方への専門的なケアが行われている事業所です。
👉 認知症の方が多く利用しており、専門研修修了者がいる事業所の目印です。
- 個別機能訓練加算(Ⅰ)リハビリ
理学療法士などの専門職が、一人ひとりの目標に合わせた機能訓練の計画を立てて実施している事業所です。
👉 身体機能の維持・改善を目的にサービスを選ぶ方にとって基本となる加算です。
- 科学的介護推進体制加算(LIFE)その他
利用者の状態やケアの内容を国のデータベース(LIFE)に提出し、その分析結果をケアの改善に活かしている事業所です。
👉 データに基づいてケアを見直す姿勢のある事業所かどうかの目安になります。